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小論文例文集 このページは中高生のための小論文の例文集です。 3回目は、「リサイクル」です。 |
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問題 学校や家庭で、リサイクル活動を推進するためにはどうすればよいか、具体的な提案を交えて意見を述べなさい。 (600字〜800字) 序論 [一段落目] 話題の導入&問題提起 本論 [二段落目] 対立する意見への譲歩&自分の意見の提示 [三段落目] 意見の展開(自説の根拠・理由) [四段落目] 文章の締め・まとめ 例文1 <消費者負担 肯定派> ゴミ減量やリサイクルを促進するために、国や地域によっては、リサイクルできない残飯や紙、プラスティック容器などの一般家庭ゴミの回収を有料化している。家庭だけでなく、学校や図書館などの公共施設でも、リサイクル活動を進めていくために、有料化をしていったらどうだろうか。 確かに、一般家庭ゴミや公共施設でのゴミ有料化は家計や個人に負担をかけるだろう。しかし、ゴミを捨てるのに自らお金を払わなければならないようになれば、誰でも無駄なゴミを出さないように心掛けるだろうし、リサイクルへの関心も高まっていくに違いない。物を大事に使い、資源を浪費しないようにすることは、自然環境の改善だけでなく、人間関係など、社会環境を豊かにしていくことにつながっていくと思う。 私の住む台湾では、政府指定の有料のゴミ袋にはたいていのゴミは何でも捨てていいことになっている。だが、ペットボトルや缶などの資源ゴミや生ゴミは、指定された方法で捨てればお金はかからない。そのため市民はきちんとゴミの分別をして捨てる習慣を持っている。これなどは、他の国でも採用した方がいいと思う。ゴミを捨てるということは、環境に負担を与える事だし、その負担を取り除くには、人間の労働が必要となる。だから、お金がかかるのは、本来当たり前のことなのだ。ゴミはただで捨てるものという考えを追放し、有料であることが当然ということになれば、無料で捨てられる資源ゴミや生ゴミは、お得なゴミということになる。誰でも得はしたい。タダでもらえる物はもらっておこうとするように、ただで捨てられるものは捨てておこうとするものだ。そうやって、お得な気分とセットになったリサイクルが推進されていく。 ゴミ捨ては元々お金のかかるもの。だから有料化は社会にとって避けられない。そうした意識改革を進めていけば、人々は進んでお得なリサイクル推進に、協力していくようになるだろう。 例文2<消費者負担 否定派> ゴミ減量やリサイクルを促進するために、国や地域によっては、リサイクルできない残飯や紙、プラスティック容器などの一般家庭ゴミの回収を有料化している。だが、税金としてゴミ処理代を既に支払っている一般消費者に、更なる負担を強いるより、ゴミの元たる商品販売で利益を上げている企業に、努力を求めるべきではないだろうか。 確かに、ゴミが環境に負担を与える以上、ゴミを捨てることには本来お金がかかるものだというゴミ有料化の論理には納得できる部分もある。有料化すれば、消費者は無料のリサイクルできるゴミに関心が向き、注意深くゴミの分別を行うようになるかもしれない。しかし、一般消費者は税金として既にごみ処理費を支払っている。ゴミ問題についての責任は、ゴミの量と比例するだけの利益を出している企業の側に負わせ、その努力を求めるべきではないだろうか。 ゴミの有料化は、人々のリサイクルへの関心を高めるように見えるかもしれないが、一方で、ゴミの不法投棄を増やすなど、市民の社会倫理を低下させるような面もある。日本では、粗大ゴミの有料化から、道路や山や河原に不法投棄されたゴミがあふれかえっているゴミスポットなどもある。毎日発生する一般ゴミが有料になったら、その負担に耐えられない家庭から不法に投棄される一般ゴミが、町のあちこちにあふれかえることだろう。それでは自然環境も社会環境も、さらに悪化させることになる。それよりもむしろ、再生可能な資源ゴミを、消費者が企業に有料で売れるようにしたらどうだろう。もちろん、利益と呼べるほどの売値で捨てられるわけではないとしても、リサイクルに貢献しつつキャッシュバックも得られれば、市民は進んでゴミの分別をするようになるはずだ。 一般消費者向けの商品製造に携わる企業には、リサイクル可能な商品開発の努力を求め、市民には資源ゴミを進んで売るようにさせる。これでリサイクルは必ず促進していくだろう。 |
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例文1 <消費者負担 肯定派>
例文2<消費者負担 否定派>
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