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小論文例文集 このページは中高生のための小論文の例文集です。 18回目は、「不思議なカタログ」です。 |
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問題 次の文章を読んで、自由に意見を述べなさい。 新聞をめくっていたら、こんな広告が目に飛び込んできた。「ほしいものが突然あらわれる。これは不思議なカタログです。」 「ほしいものは何ですか。」と聞かれても「特にない。」と答えてしまう人のためにそのカタログは作られているという。そこに例示されている世界の一流品の写真と宣伝文を読んでいたら、確かに私も「ほしいなあ。」と思った。 「足りないものは何もないはずなのに、次々とほしいものがあらわれる。」といったあたり、なかなか正直な広告だ。本来、広告とはそういうものだろう。必要なものは、広告なんか見なくても人は買い求める。別に必要じゃない人にまで、なんとなくほしいと思わせてこそ、広告なのである。 けれど一方で、こんなにまでしてほしいものを探さなくちゃならないんだろうかという疑問が湧く。無理やり欲望を刺激して、ほしい気持ちを奮い立たせて、手に入れる。それを単純に「豊かだなあ。」と言ってしまっていいのだろうか。 序論 [一段落目] 話題についての要約 本論 [二段落目] 対立する意見への譲歩&自分の意見の提示 [三段落目] 意見の展開(自説の根拠・理由) [四段落目] 文章の締め・まとめ 例文1 <意見① 筆者の考えに同調的(賛成派)> 筆者は新聞の中に「ほしいものが突然あらわれる。これは不思議なカタログです。」と書かれた広告を見つけた。広告とは本来、特にほしいと思っていない人にもほしいと思わせるためにあるものだが、筆者は、無理に欲望を刺激されて、ほしい気持ちを奮い立たされ、その商品を買ってしまうことが、本当の「豊かさ」と言えるのか、疑問を抱いている。 確かに、いろいろな広告やカタログ、雑誌などを読んで、その中にほしいものを見つけるのは楽しいものだ。そうやって見つけたほしいものを買い、身の回りに増やしていけば、豊かな生活を送っているように私も感じるだろう。しかし、買いたいものが見つかっても、すぐに買えるとは限らない。お金が足りなくて買うことができず、ほしいと思う気持ちだけが高まっていけば、物足りなさを感じて、自分は不幸だと考えるようになる。その広告やカタログを見るまでは、そんな風に考えていなかったとしてもだ。それでは心はどんどん豊かでなくなってしまうだろう。 例えば、今の携帯電話やパソコンには、とても多くの魅力的な機能が付いていて、広告や雑誌などでそれを見ているととてもほしくなってくる。でも、実際に買ってみると、使うことのない機能もたくさんある。それなのに、その携帯電話やパソコンが買えない間は、ほしくて仕方なく、それを友達が持っていたりすると、自分がとてもみじめで、貧しく思えてしまう。広告や雑誌でその商品を知るまでは特に不満のない生活を送っていた人が、ほしいものを無理やり見つけさせられて不幸になるのでは、とても豊かな社会とは言えない。 以上の理由で、広告やカタログを見て無理にほしいものを探してもかえって苦しくなるため、今あるものをもっと大事にした方がいいと思う。 例文2<意見② 筆者の意見に批判的(反対派)> 足りないものは何もないはずなのに、次々とほしいものがあらわれる。」筆者は、そんな広告の文面に感心させられる一方で、無理やり欲望を刺激して、ほしい気持ちを奮い立たせて、手に入れることが、本当に豊かなことだと言えるのか疑問を持ちました。では、広告を見てほしいものを買うという行為は、豊かさにはつながらないのでしょうか。 確かに、いろいろな広告やカタログを読んでほしいものを見つけても、それを買うことができるとは限らず、買えなければ不満ばかりが大きくなって、その人は不幸になるかもしれません。豊かさからはどんどん遠ざかってしまいます。しかし、今まで知らなかった便利なもの、きれいなもの、楽しそうなものを見つけられたら、それを手にした時のことを夢見て、手に入れるために努力をし、生活に張り合いが生まれるでしょう。そうなれば、人生はそれまでよりも楽しいものになるはずです。 現代は便利なものに満ちています。足りないものなどもうないのではないかと思えるほどです。でも、過去を振り返ると、携帯電話やインターネットがなかった頃も、それより昔に比べれば便利なものにあふれており、やはり足りないものなどもうないと思えていたことでしょう。スマホのある今のように、どこにいても誰とでも連絡が取れたり、どんなことでも検索できたりするような状況は想像できなかったはずです。でも、人々の役に立つものを生み出そうとする発明家や企業の努力によって、実際に多くの人たちの生活は豊かになっています。医療の進歩など、その良い例でしょう。 以上の理由で、便利さを追求していくことは社会を確実に豊かにしており、努力して生み出された新たな豊かさを発見できる広告やカタログを見られることは、幸せなことだと思います。 |
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例文1 <意見① 筆者の考えに同調的(賛成派)> 例文2<意見② 筆者の考えに批判的(反対派)> |